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2025.08.04

初めの職場を選ぶ際に見るべきポイントとは

歯科医師免許を手にし、研修医期間を終えた先生。
きっと先生方の胸の中には様々な思いがあることと思います。

「早く現場に出て、一人前として治療を任されたい」
「まだまだ自信がなくて、技術も知識も不安だらけだ」
「どんな歯科医院を選べばいいのか分からない」

方向性も内容も様々ですが、それら一つ一つが、これから歯科医師として歩んでいく先生方が、健やかなスタート地点にある証です。

このコラムでは、そんな先生方が「初めの職場」を選ぶときに参考にしていただけるようなポイント、そして、私たち医療法人光惠会が大切にしていることについて、お伝えしたいと思います。

初めの職場を選ぶ際に見るべきポイントとは

不安は「伸びしろの証」

歯科医師としてのスタートラインに立ったばかりの今、「自分に本当にできるのか?」という不安を抱えている先生も多いかと思います。
しかし、これは誰にでも共通する感情です。
いきなり完璧な技術や判断力を持っている人はいません。
むしろ、「まだ足りない」「もっと学びたい」と思えること自体が、これからの成長に欠かせない素質です。

大切なのは、その不安をひとりで抱え込まないこと。
支えてくれる環境や、適切なフィードバックを受けられる場所に身を置くことで、あなたの成長は確実に加速します。

「初めの職場」として見るべきこと

就職先を選ぶとき、つい「家から近い」「給与が高い」「雰囲気が良さそう」といった表面的な条件に目が向きがちです。
生活や人間関係は勿論大切で、今挙げた項目も、考慮すべきものです。
しかし、歯科医師としての「将来」を考えるうえで、もう一歩踏み込んだ視点を使って、その職場を見てみてください。

例えば、以下のようなものです。
・症例に触れる機会は十分にあるか?
・先輩医師からのフィードバックは得られるか?
・成長を支える制度(研修・セミナー参加支援など)は整っているか?
・診療をただこなすだけの毎日になってしまわないか?

初期キャリアの約7年で、臨床スキルも、診療への自信も、患者さんとのコミュニケーション力も大きく変わります。
だからこそ、「どんな症例にどう関われるか」「誰と働くか」は、想像以上に重要なのです。

光惠会が考える「初期キャリアの育て方」

私たち医療法人光惠会には、現在、複数の医院にわたって20〜30代の若手歯科医師が活躍しています。
研修を終えたばかりの先生方も、毎年仲間に加わっています。
では、なぜその先生方が光惠会を選び、そして定着しているのか。
その理由を、いくつかご紹介します。

①「指導医」「専門医」が居る環境

光惠会には、歯科医師臨床研修指導医」「臨床歯科麻酔管理指導医」「口腔外科専門医」「矯正専門医」など、様々な分野の専門を持つ先生方が所属しています。
診療で迷った際には相談をすることもでき、また、その先生方に師事する機会もあります。
実際に、研修医期間をその先生方の下で過ごし、そのまま光惠会で活躍されている先生方もいらっしゃいます。

②学び続けるための支援がある

光惠会では、外部セミナー参加の補助を実施しています。
基礎臨床にはじまり、口腔外科、インプラント、歯科麻酔など、幅広い治療への理解を深める機会があります。
興味のある分野を見つけ、専門性を伸ばしていく道もサポートしています。

③目標が立てられ、評価も見える

勤務医としてのキャリアのなかで、「どこまでできるようになるのか」「どれだけ評価されるのか」は不透明になりがちです。
光惠会では、数的評価や勤務状況評価、面談などから、「頑張っても評価されない」「何を基準に見られているか分からない」といった不安ができる限り起きないような体制を整えています。

自分の未来に責任を持てる選択を

就職とは、ただの「雇用契約」ではありません。
先生方の時間、エネルギー、情熱、すべてを注いでいく場を決めるという、大きな選択です。
だからこそ、焦らず、自分の未来に責任を持てる選択をしてほしいと私たちは願っています。

「どんな歯科医師になりたいのか」
「どんな診療が楽しいと感じられるのか」
「どんな環境が必要なのか」

これらの問いに、すぐ答えが出なくても大丈夫です。
しかし、この答えが先生方の中で固まった時には、先生方のキャリアはすでに「先生自身のもの」になっているはずです。

最後に

光惠会では、当法人に興味を持ってくださった先生方の助けになれますよう、医院の見学ツアーなどを実施しております。
どうぞお気軽にご連絡くださいませ。

先生方と一緒に働けますのを、心より楽しみにしております。